闘病生活……その(79)
さてと、東京から帰ってきた豚猫は、担任のところに行きました。 担任が聞きました。 「豚猫、お前今まで何をしていたんだ?」 「はあ、東大の二次試験を受けてきました」 「ええ!」 担任が絶句しました。 職員室が、シーンと凍り付きました。 豚猫は、ポカーンとしていました。 で、担任に説明を聞いて、驚きました。 豚猫は、豚猫が受かったくらいだから、東大の一次試験というのは、豚猫みたいに洒落で受ける馬鹿者をふるい落とすだけのものだと思っていました。 ところが、なんと、六倍の倍率を、三倍まで落とすんだそうです。 半分、落ちちゃうんですね。 要するに、東大の二次試験というのは、論述、記述ばっかりなので、採点が大変だからそのぐらいまで落とすんだそうです。 豚猫がいた、田舎の三流進学校では、学年一番の子でも、一次試験で落ちることがあるんだそうでして。 そりゃ、まあ、職員室も凍り付きますわな。 で、それが豚猫の実力ではなかったことが、すぐに証明されます。 豚猫は、二期校は地元の某三流国立大学を受けました。 落ちました。 見事に。 あり得ないことなんだそうです。 東大の一次に受かって、この三流国立大に落ちるなんて。 担任の嘆きっぷりったら、それはもう。 さすがの、進路指導の先生たちも、絶句していました。 ※ 初めて当ブログにいらっしゃった方は、まずあらすじをお読みください。 今日は、平成六年十一月のことを書きます。 ※ さてと、昨日のエントリで、森田療法について、分かっていただけたでしょうか? え、分かんなかった……。(ノ∀`*))))アチャー!! でしょうねえ。実は、豚猫にも良く分かりません。 何しろ、神経症にはなったことがないので、「とらわれ」だの「はからい」だの抽象的なことを言われても、良く納得できないんです。 でも、これだけは分かっていただけましたよね。 森田療法というのは、森田神経症にだけ効く作業療法を伴った精神療法だ、ということは。 要するに、鬱病に効く療法ではない、(`・ω・´)キッパリ ってことです。 ところが、青木薫久(仮名)医師という人は、森田療法が、鬱病どころか統合失調症にも効くと主張しているんです。 それどころか、ありとあらゆる精神病が、森田療法で治ると言うんですね。 豚猫、面談の時に、しっかりとこの耳で聞きました。(TωT) つまるところ、青木薫久(仮名)医師の森田療法ていうのは、なんちゃって森田療法なんですね。(´▽`*)アハハ 真面目に森田療法で神経症を治しているお医者さんに迷惑にならないように、これからはこのなんちゃって療法を青木療法と呼ぶことにします。 で、豚猫は、とにかく三本松会下山病院(仮名)で、横川宏明医師(仮名)に青木薫久(仮名)医師を紹介されました。 やせ形で、眼光鋭く、既に相当の年配になっていました。 著作は、数十冊あるということでした。( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー で、この青木薫久(仮名)大先生、いきなり豚猫の処方されている薬を全部出すように命じました。 そして、 「豚猫さんのようなタイプの鬱病には、こういう薬はいらないんですよ」 と言って、処方されている薬を次々に投げ捨て始めたんですね。Σ(゚Д゚;エーッ! これには、さすがの横川宏明医師(仮名)も憮然としていました。 何しろ、自分が処方した薬を、目の前で要らないと言われたんですから。 ヒルナミン、という粉の薬は、 「これは粉だから、なんだか分からないから残しておきましょう」 と言いました。 って、側に処方した当の医者がいるんだから、聞けばいいじゃねえか! Σ(#゚Д゚)ゴルァ と、こんな次第で、豚猫が処方されているアナフラニールとか、ルジオミールとかは、いきなり三分の一以下になりました。 正直、嬉しかったことを覚えています。┐( ‘ ∀ ‘)┌ やっぱり、向精神薬を馬に食わせるほど飲んでいるのは、あまり気持ちのいいことではありませんでしたから。 でも、今になって思うんです。 豚猫は、紛れもない大鬱病です。 大鬱病には、薬は絶対に必要です。 この時に、薬を大幅に減らしたのは、大変な間違いだったんじゃないでしょうか。 今では、はっきりと分かりますね。 この時に、横川宏明医師(仮名)も、青木薫久(仮名)医師も、豚猫の鬱病を、神経症領域の鬱病と勘違いしています。ミ,,゚Д゚ノ,っ━~ だから、薬が要らないなんて話が出てくるんですね。 で、青木薫久(仮名)医師が次に豚猫に指示したのは、 「これから、毎日布団の上げ下ろしをしなさい。それからお茶碗を洗いなさい」 ということでした。 はあ? なんですかそれ。(;゚Д゚)ポカーン 要するにこういうことだそうです。 森田神経症にかかる人は、自分の気分を大事にしすぎるんだそうです。 今日は、ちょっと気分が悪いから、仕事の時間になっても寝ていよう、とか。 規則で決まっていることでも、気が乗らないから今日は止めておこう、とか。 だから、それを治すには、規則正しい生活をするのが一番なんだそうです。 朝は、キチンといつも同じ時間に起きる。 同じ時間に朝食を食べる。 布団を上げ、お茶碗を洗うという作業で、「はからい」を無くする。(この辺が、何とも理解できないところなんですが)。 そうすると、自然に鬱病は治るんだそうです。 で、この話、早速女房に突っ込まれていました。 「じゃあ、毎日お茶碗を洗っている主婦は、鬱病にならないんですか」(ノ∀`)アチャー って、これ、主婦の鬱病は多いんですよね。 青木薫久(仮名)医師は、 「それとこれは、また話が……」 とか言って、ごまかしていましたけれど。 なんだか、変なことになってきました。 豚猫、これからどうなるんでしょう。 ランキン、グお陰様で少し上がってきました。ご用とお急ぎでない方はここのバナーを 一日一回ポチッとな、とクリックしていただけると嬉しいです。<(_ _)>ヒトツ ヨロシュウ ↓ EXCITE以外の方でコメントを残したい方はパスワード欄に適当なパスワードを入力してください。
by butanekosama
| 2006-05-02 13:52
| 闘病記
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