闘病生活……その(93)
さて、やって来ました、東大の二次試験ですが……。 現役の時に受けたときは、地元某三流国立大学の試験と、東大の二次試験とで、難しさの差が分かりませんでした。 ところが、この時は違いました。 やっぱり、東大の二次試験の方が、圧倒的に難しいんですね。 脳味噌を絞り、ない知識をフル動員して、必死で答案用紙に向かいました。 なんとか、試験が終わりました。 後日、発表を見に行きました。 あえなく玉砕していました。 まあ、当然といえば当然なわけでして。 偏差値的には、北大ならまず大丈夫。 東北大なら、ぎりぎり分からん。 そんな偏差値ですから。 で、またもや地元某三流国立大学の受験に行きました。 最初の時間が数学でした。 一問目を見て驚きました。 なんの変哲もない、簡単に因数分解できる二次方程式を解け、という問題だったんです。 どっかに罠はないか、とためつすがめつしました。 どうも、罠ではないようです。 要するに、単に簡単な問題だというだけのことのようです。 呆気なく解けました。 その後の科目、全部で泣きました。 俺は、こんな簡単な問題を解くために、一年間真面目に勉強してきたのか。 試験が終わった後、真剣に三浪を考えました。 でも、そんな馬鹿なことも出来るはずがありません。 生まれ故郷の鶴岡市から、山形市に行くことになりました。 ピピとも、当分お別れです。 まあ、とにかく受験勉強とは、おさらばできることになりました。 ※ 初めて当ブログにいらっしゃった方は、まずあらすじをお読みください。 今日は、平成七年から十一年にかけてのことを書いています。 ※ こうして、大鬱の極期に入った頃のことです。 豚猫は、なんだか自分が理不尽な運命に巻き込まれているような気がしてきました。 豚猫は、なんにも悪いことはしていません。 なのに、娘に自転車一台買ってやれないって、なんか変です。f(^_-;) ここまで、豚猫に起こったこと、やったことをおさらいしてみますと。 まず平成四年、下山農業高校(仮名)に赴任した一年目の正月に赤信号で停車していたら、よそ見運転のオバチャンに追突されました。(ノ∀`)アチャー 東北中央病院に行ったら、全治一週間、翌日から通勤しても良し、という診断を受けました。 ところが、これがとんでもない誤診でした。 十年後、今度は一時停止無視のオバチャンにぶつけられ、山大病院に行きました。 そこで、昔の事故で、頸骨が二本飛び出し、神経を挟み込んでいるレントゲン写真を見せられました。(;゚Д゚)ポカーン それは、本来なら、二~三ヶ月の絶対安静が必要な大怪我だったと知らされました。 その後、鞭打ちの後遺症で悩む豚猫は、下山農業高校(仮名)の 尾形昭夫校長(仮名)と松浦弘之教頭(仮名)に無理強いされて、一年生の担任を引き受けさせられました。 ところが、その直後に、1年5組を学級崩壊させてしまっていた後藤香織という教員が、もう1年5組の担任は嫌だ、と担任を投げ出しました。 そこで、急遽、豚猫が、新2年5組の担任を押し付けられました。Σ(゚Д゚;エーッ! さすがにこの時は抵抗したんですよ。 でも、この話が豚猫に来たのは、四月六日だったんです。 翌日、四月七日は始業式の日です。( ´゚д゚`)えぇーーー 「豚猫先生が断ると、2年5組は、担任なしで発進することになる。それでもいいのか」 松浦弘之教頭(仮名)のこの言葉は、殺し文句でした。 でも、下山農業高校(仮名)は、山形市周辺の公立校では、偏差値がダントツの最下位の高校でした。 その分、生徒も荒れていました。 その中でも、だれも担任のなり手がいないくらい、見事に学級崩壊しているのが2年5組でした。(((;゚Д゚)))コワー さすがに、本来なら絶対安静二~三ヶ月の大怪我をしている身には、荷が重すぎました。 四月の末には、豚猫は鬱病になっていました。わお( ̄◇ ̄;☆ 今度こそ駄目だと思いました。 今度こそ、担任を降ろしてもらおうと、 尾形昭夫校長(仮名)と松浦弘之教頭(仮名)と交渉しました。 ところが、 尾形昭夫校長(仮名)は言いました。 「豚猫先生、昔私は鬱病の事務員と仕事をしたことがある。その事務員は、日がな一日壁に向かってぶつぶつと独り言を言っていたもんだ。それに比べれば、先生はまだまだ、鬱病なんて大それた病気じゃないよ」ダメポ(:D)| ̄|_ おい、廃人にならなけりゃあ、担任は降ろさないのか? 松浦弘之教頭(仮名)も言いました。 「じゃあ豚猫先生、先生が担任を降りたら、代わりに担任になる先生を推薦してくれ。そんな先生、誰かいるか?」 いや、代わりの担任を探すのは、管理職の仕事だろう。 なんのために、管理職がいるんだ。m9(^Д^)プギャーーーッ 豚猫がやったことで、非があるとすれば、この時強硬に担任を降りると押し通さなかったことでしょうか。 でも、代わりの担任がいないだろう。 自分のクラスを、担任なしにするつもりか、と言われて、後藤香織じゃあるまいし、ハイと素直に言える担任がいるでしょうか? (・_.)? 結局、担任を続けました。 重度の鞭打ちに、鬱病が重なっています。 そこに、生徒が毎日起こす事件のストレスが重くのしかかってきます。 潰れるのは目に見えています。( ´-ω-)y‐┛~~ 結局、九月末に、訳の分からない理由で生徒に殴られそうになったのを切っ掛けに、豚猫は倒れ、入院する羽目になります。( ̄ロ ̄;)… この入院した三本松会下山病院の主治医、横川宏明医師(仮名)の診察も酷いものでした。 なんの問診もない、ただ糖尿病についての文句を言うだけで、後は薬を出すだけの一分間診療。 でも、精神科医を受診するのは初めての豚猫は、それが当たり前なんだと思い込まされていました。 そして、最近のエントリで書いてきました。 青木薫久(仮名)医師による、なんちゃって森田療法。 これも、とにかくお医者さんの言うことを聞いていただけです。 精神病の患者に、医者の指示を無視するなんてことはできません。(ノ_-;)ハア… そして、青木薫久(仮名)医師の矛盾した指示に、信頼の糸が切れて鬱病の極期に落ち込みました。 ここまで振り返って、豚猫としてはなんにも反省すべき点はないように思えます。 自分が悪かったんだから、自分の努力が足りなかったんだから、今の苦境はしょうがない。 そんな風に自分を納得させることの出来る反省点は見あたりません。ヽ(`Д´)ノ なのに、どうして豚猫は娘に自転車一台買ってやれないのでしょう。(;д;) 大の男がこうして生きているのに。 一見、傍から見ればなんの不具合もなくやっているのに。 しかも、理不尽なことに、豚猫をこの苦境に追い込んだ当人たちは、のうのうとして生きているんです。 尾形昭夫校長(仮名)は、無事に下山農業高校(仮名)の校長を最後に退職しました。 校長ですから、退職金も相当出たでしょう。 その後、下山市(仮名)の教育委員にもなっているようです。(f ・`д・)f 松浦弘之教頭(仮名)に至っては、下山農業高校(仮名)の教頭から、下山麗明館高校(仮名)の教頭になり、その後村山農業高校の校長として栄転していきました。 これも、退職した後は、何やら教育功労賞などをもらって、悠々自適、のんびり暮らしているようです。?!(・Д・ノ)ノ ?!(・Д・ ) 後藤香織も、同様です。 下山農業高校(仮名)から、下山麗明館高校(仮名)の教員となり、その後県立左沢高校の教諭となって、今でもそこでのうのうとやっているはずです。 ちなみに、下山麗明館高校(仮名)に十年以上いたはずですが、担任は一度も持っていません。Σ(゚Д゚;)ボーゼン 彼らは、豚猫のように休職となり、給料は八割、ボーナスは全額カットなどと言う憂き目にはあっていません。 ずっと満額の給料をもらい、立派な家も建てています。 ボーナスって、けっこうでかいんです。 給料八割なんて言いますけど、ボーナスなしだと、年収は六割程度になります。 年収六割では、家族五人、生きていくことは出来ません。[ー。ー]つ 結局、妻はパートに出ることになりました。 実は、豚猫も妻も、両親が共働きでした。 で、二人とも、祖母に育てられました。 いわゆる、お婆ちゃん子です。 祖母は好きでしたが、やはりそれなりに寂しい思いもしました。(o・_・)ノ”(ノ_<。) で、二人で話し合って決めました。 少しぐらい生活を切りつめても、豚猫の給料だけで暮らしていこう、と。(`・ω・´) 子供たちが、母親の手を離れるまでは、です。 目安としては、小学校入学を考えていました。 長女、次女までは、それでやってこれたんです。 ところが、長男が生まれた頃に、給料カットの休職になってしまいました。 結局、長男は一歳半から保育園に預けることになりました。(TωT) そんなに大騒ぎするほどのことではないかも知れません。 それぐらいから、保育園に行っている子供は大勢います。 でも、豚猫としては、許せなかったんです。 そんな可哀想な目に、長男を遭わせている自分が。ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛Σ(ノ´Д`)ノ そして、そんな風に自分をしてしまった 尾形昭夫校長(仮名)、松浦弘之教頭(仮名)、後藤香織に対する怨念という、ネガティブな感情も生まれて初めて持ちました。 それまでは、鬱病になったことさえ、作家になれと言う天のお告げだ、なんてポジティブに考えていました。 でも、もうポジティブシンキング、なんてのほほんとしたことは、口に出せない気持ちになってしまっていました。゙⊂⌒~⊃(;.;.)Д。)⊃゙ ピクピク ランキング、お陰様で少し上がってきました。ご用とお急ぎでない方はここのバナーを 一日一回ポチッとな、とクリックしていただけると嬉しいです。<(_ _)>ヒトツ ヨロシュウ ↓ EXCITE以外の方でコメントを残したい方はパスワード欄に適当なパスワードを入力してください。
by butanekosama
| 2006-05-16 14:40
| 闘病記
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